国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市)では、地震や台風の際に瓦屋根による被害を受けることがないよう、「屋根瓦を落とさない・飛ばさないための7つのQ&A」を公開している。
耐震性・耐風性の高い瓦屋根の設計・施工法については、2001年から「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」によって示されているものの、旧来の工法で工事が行われる事例があることから同研究所が資料を作成。地震の際に瓦屋根が落下する理由や耐震性への影響、瓦が落ちたり飛んだりするのを防ぐ方法など、旧工法の問題点およびガイドラインをわかりやすく解説している。
なお、2022年1月1日に屋根に関する法令が改正され、全ての瓦の留め付けが義務化される。詳細はこちら。
同研究所では、「木造住宅外皮Q&A」の第2弾として「モルタル外壁が地震により剥がれたり、下地を劣化させたりしないための7つのQ&A」を近日公開予定。今後も順次シリーズを作成、公開していくという。
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