2020年の住宅着工81.5万戸　過去10年で最低　持家は26.1万戸

国土交通省は1月29日、2020年の新設住宅着工戸数を発表した。前年比9.9%減の81万5340戸で4年連続の減少となり、2011年からの過去10年で最も低い戸数となった。持家、貸家、分譲住宅の全分野で減少した。

持家は前年比9.6%減の26万1088戸という低水準で、これは1960年（昭和35年）の23.3万戸以来の戸数。貸家は同10.4％減の30万6753戸で3年連続の減少となった。分譲住宅は同10.2％減で6年ぶりの減少。うち戸建ては11.4％減の13万753戸で5年ぶりに減少した。マンションは8.4％減の10万7884戸で昨年の増加から再びの減少となった。