電通は2月17日、「日本の家庭。スマート化に向けて」と題したフォーラムを同社本社ビル内のホールで開催した。生活者視点のスマート化を「スマートホーム」と定義し、作り手主導、技術先行で進められているハードとしての「スマートハウス」ではなく、生活者が参加するスマート化のあり方を探る。同フォーラムは、今回を含め、計3回開催する予定。フォーラムでの情報発信を通じて、住宅メーカー、工務店などサブユーザーの意識の底上げを図っていくのが目的。
今回のフォーラムには、住環境計画研究所所長の中上英俊氏、生活者向けに住宅コンサルティングを展開するネクスト・アイズの小野信一社長、建築家(小泉アトリエ)の小泉雅生氏がパネリストとして参加。それぞれがスマート化に向けた課題や可能性について講演したあと、パネルディスカッションを行った。
電通は、スマートハウス、スマート家電、電気自動車(EV)など、「スマート関連ビジネス」に本格的に取り組むため、2011年11月1日付で、東京本社ソーシャル・ソリューション局内に「スマート・イノベーション推進部」を設立している。
第2回フォーラムは4月24日の開催を予定している。
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