山武(東京都千代田区)は1月、全国の30~69歳の男女1061人を対象に「ヒートショックに関する意識調査」をインターネットで実施した。
まずヒートショックの意味を知っているか聞いたところ、「知っている」は41.6%(よく知っている5.2%、大体知っている17.5%、なんとなく知っている23.6%の合計)で、「知らない」(「名前は聞いたことがある」23.6%、「聞いたことがない」34.9%)と回答した人のほうが多かった。ヒートショックに注意すべき60代の認知率は全体より低く、男性で35.4%、女性で33.6%にとどまった。
ヒートショック対策として「浴室・脱衣場に暖房器具を設置した」「お湯の温度を上げ過ぎない」など何らかの行動をおこしている人は全体の46.3%。その一方、「特に予防策をとっていない」人は53.7%と過半数を占めた。予防策では「お湯の温度を上げ過ぎない」12.9%、「かけ湯を念入りにする」12.7%、「脱衣場に個別暖房器具を設置した」11.5%の順に多かった。
ヒートショックは急激な温度変化によって体に悪影響を及ぼす現象で、冬季の風呂・トイレなどでおこりやすい。年間1万人以上がヒートショックが原因で死亡されているとされ、温度のバリアフリー化の重要性が説かれている。
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