Looop(東京都台東区)とENECHANGE(エネチェンジ、東京都千代田区)はこのほど、デマンドレスポンス型節電(DR型節電)を、節電協力に賛同した全国のLooopでんき契約者2万3500世帯を対象に開始した。
エネチェンジの子会社SMAP ENERGY Ltd.(英国)とLooopが共同開発した電気使用の需要変容を促す家庭向けデマンドレスポンス(DR)の仕組みを活用し、Looopでんきと契約者が連携して節電協力を行うというもの。Looopでんきが電力需給のひっ迫が予測される時間帯での節電協力を通知し、契約者はリクエストに応じて電気の使い方を工夫。節電量に応じたポイントが付与され、獲得したポイントはギフト券で還元される。
両社は、2020年12月下旬から寒さによる電力需要の増加とLNG不足などにより、全国的に電力需給がひっ迫していることからDR型節電を開始。約1カ月の実施期間で、標準家庭の電気使用量(月300kWhの場合)約1850世帯分に相当する、55万kWhの節電効果が期待できるという。
2019年冬にLooopでんき東京電力管内の契約者2740世帯を対象に実施したDR型節電では、39日間で標準家庭の電気使用量約150世帯分に相当する4万7520kWhを節電。電力需給ひっ迫時間帯に4%のピークシフトを実現した。
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