大東建託(東京都港区)はこのほど、「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2020」の首都圏版と関西版を発表した。トップには、首都圏は評点0.97で「みなとみらい線」(横浜~元町・中華街、25m2の家賃相場は8.7万円)、関西は評点1.13で「阪急甲陽線」(夙川~甲陽園、同6.9万円)が選ばれた。ともに昨年調査でも1位を獲得している。
首都圏は、JR山手線内側と東京都中央区・千代田区・港区と郊外の一部沿線は対象外だが、114沿線を対象として調査を実施。回答者は、首都圏(1都3県)114沿線(山手線内側・中央・千代田・港区含む)居住の20歳以上の男女、12万6169人。
トップの「みなとみらい線」は、イメージや生活利便性の評価が特に高かった。2位は評点0.96で「東急目黒線」(不動前~多摩川、同9.3万円)、3位は0.95で「東急東横線」(代官山~多摩川、同9.1万円)、4位は0.91で「東急世田谷線」(三軒茶屋~下高井戸、同9.0万円)、5位は0.91で「京王井の頭線」(神泉~吉祥寺、同9.4万円)となった。トップ3に関しては昨年と変動がなかった。
関西は、119沿線を対象に調査を実施。回答者は、関西(2府3県)119沿線居住の20歳以上の男女、7万102人。
トップの「阪急甲陽線」は、イメージや行政サービスの評価が特に高かった。2位は評点1.08で「阪急今津線」(今津~甲東園、同6.4万円)、3位は1.06で「地下鉄谷町線」(天神橋筋六丁目~文の里、6.2万円)、4位は1.05で「阪急神戸線」(西宮北口~神戸三宮、同6.6万円)、5位は0.95で「阪急箕面線」(石橋阪大前~箕面、同5.7万円)となった。トップ4までは、順位の変動はあるものの昨年と同じ顔ぶれとなった。昨年調査ではランキング対象外だった沿線が、50沿線中5つ(6位「南海高師浜線」、8位「阪堺電気軌道」、12位「京電中之島線」、15位「大阪モノレール彩都線」、43位「叡山電鉄鞍馬線」)ランクインした。
「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング」は今回で2回目。調査期間は、2020年度調査は2020年3月17日~4月3日。
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