LIXIL(東京都江東区)が蓄電池事業をスタートし、4月1日に「スマート蓄電システム」を発売する。
11.5kWhの全容量・全負荷タイプで、ほぼ1日分の電力を貯められるというもの。災害時に必要最小限の家電を長時間使ったり、停電時に家じゅうのコンセントが使うことができ、災害警報が届くと自動充電する「災害対策モード」も搭載している。機器はスマートソーラー社製。
これにともない、同社傘下のLIXIL TEPCOスマートパートナーズ(東京都江東区、以下LTSP社)は、指定のLIXIL商材を使ったZEH仕様住宅を新築する人向けに、今回のスマート蓄電システム+太陽光発電システムをセットで販売する新サービス「建て得でんち」を4月1日に開始する。
契約者は、余剰売電収入を10年間、LTSP社に支払う代わりに、スマート蓄電システムと太陽光発電システムの製品・工事代を税別198万円(太陽光パネルを8kW以上設置する場合)で設置できるというもの。
同社試算によれば、断熱性・省エネ性が高い建材・設備を使うことによる消費電力の削減と、太陽光発電+蓄電による光熱費の削減効果により、約15年で初期導入費用を回収できるとする。
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