GOEN(大分市)はこのほど、地方在住の20代~40代でマイホームを購入または検討している人を対象に「マイホームの購入」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
新型コロナウイルスの影響で住宅ローンの支払い状況がどのように変化したか聞いたところ、94.6%が「支払えている(難なく支払えている・厳しくなったが支払えている)」と回答した一方、20人に1人が 「支払えなくなった」(2.5%)、「銀行と相談して一定期間は減額してもらっている」(2.9%)と回答した。
マイホームを購入した際に大変だったことを聞いたところ「土地探し」(25.8%)との回答が最も多かった。次いで「必要書類の収集・作成」(19.6%)、「住宅ローンの審査」(19.4%)、「パートナーとの意見のすり合わせ」(18.2%)、「頭金の準備」(16.6%)、「担当者とのスケジュール調整」(13.3%)、「施工会社選び」(10.2%)となった。
マイホームの購入前に準備しておいたほうが良いと思うものとして最も多かった回答は「貯金」(71.1%)。次いで「資金計画の作成」(53.0%)、「希望条件の整理」(52.5%)、「住みたい地域の見学」(34.2%)、「パートナーと意見のすり合わせ」(33.4%)となった。
マイホームを検討中の人に対し、購入に至っていない理由を聞いたところ「目標の貯金額や収入に達していないから」(33.5%)と回答した人が最も多く、「住みたい場所が決まらないから」(31.2%)、「新型コロナウイルスの影響で家計がダメージを受けているから」(12.5%)と続いた。
マイホームを購入する上で不安な点としては「住宅ローンの返済」(66.2%)との回答が最多。次いで「希望条件との予算が合うか」(49.8%)、「住みたい場所の土地が見つかるか」(47.6%)、「将来の不動産価値が不透明」(21.8%)、「新型コロナウイルスの影響で家計がどうなるかわからない」(20.3%)、「理想の施工会社と巡り合えるか」(20.1%)となった。
検討中の人のうち、「マイホームを購入する準備をしている」と回答した人の割合は50.6%。準備の内容としては「貯金」(72.4%)が最も多く、次いで 「希望条件の整理」(36.8%)、「資金計画の作成」(36.4%)、「住みたい地域の見学」(28.7%)となった。
調査期間は、2020年12月23日~24日。調査人数は1128人。
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