独自の高断熱・高気密工法により快適性や省エネ性能に優れる家づくりを手掛けるホクシンハウス(長野市)は1月6日、同市内の中心市街地の長野駅のすぐ近くにあるオフィスビルの8階に本社を移転、8日には同ビル1階にショールームもオープンした。
デジタル化など時代に即した働く環境を整えることにより、業務の効率化を図るとともに、社員の一体感を醸成する。
新本社・ショールームを拠点に、家づくりだけでなく、「健康長寿社会を創る」と掲げる企業理念やSDGsを実践する事業・経営についての情報発信とブランディングを強化。
一方で、これまで複数の常設展示場が兼ねていた事務所(営業所)機能を新本社に集約することにより、展示場については、よりリアルな住空間や“ 暮らしの物語”を体感できる場所として活用していく。
積み重ねてきた実績を生かしながら、新たな拠点をきっかけに、理念の実現に向けた家づくりと経営をさらに加速させていく方針だ。
地域に根差す持続経営の基盤確立
顧客と世代を超えた関係を築く
ホクシンハウス(長野市)社長の相澤晴行さんは、新たなオフィスとショールームについて、SDGs経営を実践しながら、「健康長寿社会を創る」という理念の実現に向けた事業のスピードを加速させるための拠点に位置づける。企業としてのブランディングを強化し、そのうえで理念を具現化した住まいと暮らしの体感機会(展示場など)を顧客に提供、家づくりのパートナーになった後は、世代を超えた関係を築いていく、というストーリーを確立したい考えだ。そのために、「真の意味で地域に根差すことと持続的な経営が欠かせない」とする相澤さんに話を聞いた。
デジタル化、ペーパーレス化により、時代の変化や要請に即応できる働く環境を整えた。全社Wi-Fiにより社内はフリーアドレスで、パソコンなどの端末さえあればどこでも仕事や顧客との打ち合わせができる。
SDGs経営を実践することもオフィス移転の目的の1つだ。駅のすぐ近くにオフィスを置くことで、社員は原則として電車やバスなど公共交通機関を利用して通勤、自分も自宅から徒歩で通勤している。暮らす人の健康長寿を実現し、CO2の排出を抑制する省エネ性能の高い住宅を供給する企業として・・・・
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