LIXIL住宅研究所 ジーエルホームカンパニー(東京都江東区)は、エアコン1台で家全体を空調するオリジナルの「全館空調システム」を開発、販売を始めた。
2階に設置したエアコンで暖冷房した空気を大容量ファンで1・2階の天井または床に設けた吹き出し口に送り、家じゅうを空調するしくみ。
その効果は、東北地方にある実際の建て物を使った実証実験で確かめている。建て物は、北海道基準の断熱・気密性能をクリアし、熱交換型換気システム(温度交換効率66%)を搭載したという4LDK・37坪の戸建て住宅。ここに寒冷地用の14畳用エアコン1台、4台のファン(1階:2台とも強運転、2階:1台強・1台弱運転)を設置し、2月の真冬日と8月の真夏日に室内の各地点の温度を測定した。それによると、真冬日の8:30時点(外気温マイナス12.3℃)のキッチンが18.9℃、真夏日の15:00時点(同35.8℃)のキッチンが22.1℃だったという。
同社では、全館空調システムを特別価格で提供する「GLホームオリジナル全館空調システムモニターキャンペーン」を1月9日から実施している。
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