設計者とCADオペレーターの新しい働き方を提案するフルー(東京都練馬区)はこのほど、CAD作業に特化したクラウドソーシングサービスflew(フルー、β版)の本格運用を開始した。
同サービスは、短時間・単発のCAD作業を対象に、クライアント(設計者)が要求する「スキル」と「時間」で自動的にマッチングを実施。人選や時間調整の手間を省き、必要な人材に、必要な時にすぐに必要なだけCAD作業を依頼できるというもの。CADの軽作業を手軽に外部人材に依頼できるため、設計者はクリエイティブで高度な作業に集中することが可能。設計事務所は、CADオペレーターを雇用しなくても、必要な時だけアシスタントに依頼できるため、設計業務の効率化や設計品質の向上、残業時間の削減、経営力向上などの効果が見込めるという。
受注者(CADオペレーター)は、設計の進捗などの影響でスケジュールに空きができた際に、短期・単発の仕事を入れることで収入を確保。また、育児休業などで仕事を離れている場合でも、自宅で空き時間に仕事を受注できるなど、クライアント・受注者の双方にメリットのあるサービスとなっている。
同社は同サービスを提供することで、全国の小規模な建築設計事務所を対象に、新しい設計スタイル“リモートCADアシスタント”の活用を提案。今後、建築施工・土木・機械分野への拡大と、大手設計事務所やゼネコンへのサービスの提供も計画している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。