アントロット(東京都中央区)は、関東在住者1215人と東北在住者1091人を対象に、防災セット(非常用持ち出し袋)に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
同調査では、防災セットを、1つ以上の防災グッズを袋やリュックなどでまとめて、避難が必要な災害発生時すぐに持ち出せる状態にしているものと定義(自宅に保管している水や保存食などの備蓄物は除く)。
「防災セットを持っている」人の割合は、全体では42.7%だった。所持率を居住地域別に見ると、関東在住者では45.9%、東北在住者では39.1%となった。
「防災セットを持っていない」と回答した人に対しその理由を聞いたところ、関東在住者では「何を用意すれば良いかわからないから」(52.7%)との回答が最も多かった。次いで「用意に手間がかかるから」(49.5%)、「定期的な点検や賞味期限の管理が大変だから」(39.1%)となった。
東北在住者では「自宅に置き場所がないから・邪魔だから」(54.4%)との回答が最多。「市販の防災セットの中身が必要な物じゃないから」(51.1%)、「用意に手間がかかるから」(37.3%)と続いた。
全体では「自宅に置き場所がないから・邪魔だから」(44.0%)との回答が最も多く、次いで「用意に手間がかかるから」(43.4%)、「市販の防災セットの中身が必要な物じゃないから」(36.2%)となった。
調査時期は2020年5月~9月。調査人数は、関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住者が1215人、東北(岩手県、宮城県、福島県)在住者が1091人。
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