福島県二本松市内のマンションで屋外より高い放射線量が測定された問題で、枝野幸男経済産業大臣は2月7日、閣議後の会見で砕石の出荷基準を策定する方向で検討すると発表した。学識経験者など、専門家による検討会を立ち上げ早急に検討し、一般からの意見聴取を経て、来月中の策定を目指す。
この問題では、現在、汚染された可能性のある砕石を使った施工場所の特定や放射線量の測定作業を順次進めている。施工現場は約1000カ所に上る見通し。2月7日現在、22カ所で周辺と比べ高い放射線量が確認をされたという。
同省では、現場の測定調査の早期完了に向け、体制を拡充。結果はまとめて定期的に公表するとしている。年度内の測定完了を目指す。
この問題では、自民党の秋葉賢也衆院議員(宮城・2区)が2月6日付で質問主意書を国会に提出している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。