三井不動産リアルティ(東京都千代田区)はこのほど、同社が運営する個人向け不動産仲介事業「三井のリハウス」において、シニア世代の住まいに関する悩みを総合的にサポートする新サービス「シニアデザイン」を開始した。
同サービスでは、物件購入や賃貸などの住み替え相談のほか、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームといったシニア世代向けの住まいの紹介・入居までをサポート。老後の資金相談やシニア向けの金融サポートサービスの紹介も行い、シニア世代の住まいに関する悩みにワンストップで対応するという。
また、相続後の空き家化を事前に防ぐため、資産を可視化する「住まいの終活(エンディング)ノート」や提携税理士による「相続税無料診断サービス」、資産価値の定期的なレポート送付など、所有不動産の価値の把握や維持管理に関するサービスを無料で提供する。
同社では2019年度に不動産を売却した顧客の半数が60歳以上となり、老後の住まいや資金に関する相談が多く寄せられていることから、シニア世代の住まいに特化する組織として2020年10月にリテール事業本部にシニアデザイン室を新設。今回の新サービスを開始した。同サービスは首都圏の三井のリハウス店舗で提供を開始。今後、全国にも順次展開していく予定。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。