「建築を学ぶ学生に工務店の仕事の魅力を伝えたい」「若者に工務店を就職の選択肢として考えてほしい」
そんな想いのもと、工務店が自ら、大学や専門学校で建築を学ぶ学生に工務店でのインターンシップの機会と場を提供するマッチングサイト「Koumuten Job!(工務店ジョブ)」を開設する。
広島大学大学院(先進理工系科学研究科)で学生に建築を教える角倉英明准教授と相羽建設(東京都東村山市)社長の相羽健太郎さんが発起人となり、同社を含む5社の工務店が参加し、産学協働プロジェクトとして立ち上げた。
サイトは、5社が会員として加盟するNPO法人環境共棲住宅・地球の会に事務局を置いて運営。
1月中に試用版としてオープンし、有給のインターンシップやアルバイトを募集する工務店の情報を公開する。
学生には、就労体験を通じて工務店の仕事に対する理解を深めてもらいながら、就職の具体的な選択肢としてイメージしてほしい考えだ。
この取り組みは、角倉さんのネットワークや地球の会の会員工務店など産学両方面に拡大していく計画だ。
工務店の認知度を上げ、多様な業務内容を紹介
大学と連携し就職の選択肢に
大学や専門学校で建築を専攻する学生と、工務店をつなぐインターンシップ・アルバイトのマッチングサイト「Koumuten Job!(工務店ジョブ)」を立ち上げた工務店は、相羽建設(東京都東村山市)、山弘(兵庫県宍粟市)、鷲見製材(岐阜県岐阜市)、大野建設(埼玉県行田市)、建築工房零(宮城県仙台市)の5社。いずれもNPO法人環境共棲住宅・地球の会に加盟しており、サイト設立の意義を共有し、互いに企業理念や家づくりの実力を認め合う。5社とも新卒採用に関して一定の実績があり・・・・
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