クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営するアンドパッド(東京都千代田区)は1月5日、新規事業研究開発組織「ANDPAD ZERO(アンドパッド・ゼロ)」を立ち上げたと発表した。
同社が現場の効率化から経営改善まで一元管理できるANDPADの提供を始めてから4年が経過。その中で、建設・建築会社やテクノロジー企業などから、施工現場のコミュニケーションアプリのアセットをベースとした共同開発の相談・要望が増えていたという。そのような顧客・パートナーとともに、中長期の目線でプロダクトを共同研究・開発するチームが必要となったことから、今回「ANDPAD ZERO」を設立。BIMやデータ解析、IoTをキーワードに、リサーチや投資、アライアンスなどを通じて事業やプロダクトを開発し、「0→1」「1→10」の実現を目指す。
この一環として、慶應義塾大学SFC研究所の小林博人研究室と共同研究を開始。同社が施主の立場となって顧客目線での知見を得るとともに、実際に住宅を建築する過程を通じて、開発中のANDPADプロダクトの実証研究を行うという。また、住宅では事例が少ないBIMを活用した最先端の設計・製造・施工アプローチについても共同で実現し、中長期的なプロダクトの価値に関わる検証を行っていくとしている。
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