メラーキテクチャ アーキテクツ 建築研究所(大阪市)とスエロ建築研究所(同市)はこのほど、関西圏を中心に地方移住をサポートするサービス「イジューハウス」を開始した。
「地方への移住をデザインする」をテーマに、移住先の土地探しや住まいの設計、既存住宅の調査、暮らしの相談などのサービスを提供。地方移住を希望する人の住まいへの課題・相談に対応し「あなたの現在地から移り住む」ことをサポートすることで、移住先での理想の住まいをワンストップで整備、提供するという。
同サービスでは、移住先の新築・建て替え・リノベーションなどの要望に応え、建て主の希望に沿う完全オーダーメイドな計画とすることで、QOLを重視した生活環境を提供。移住先の不動産や工事会社と建て主をつなぎ、移住先での動向はイジューハウス側が管理するため、建て主は都市圏にいながら住まいの計画・進捗を検討、把握することができる。地域の情報に加え、建築・移住に関わる補助金・助成金などの各種情報も提供し、地方移住への具体的な一歩を手助けしていくとしている。
サービス料金は、土地(中古物件)探し込みで新築・改修工事費の10~12%。
都心部では新型コロナの影響もあり、地方移住への関心がより高まっている。一方で、快適に暮らせる住まいを遠方で新築・改修するのは、業者探しなどを含め困難であることから、両社は協働で今回のサービスを提供。今後は、関西圏を中心に各地方との関係を深めていくとともに、その地の資源・伝統・文化・コミュニティーの魅力発信も行っていくという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。