大和ハウス工業(大阪市)はこのほど、SIAA(抗菌製品技術協議会)認証を受けた建材や非接触キーなどを採用した「抗ウイルス・抗菌マンション」の展開を開始した。
第一弾として、大阪府茨木市で開発中の分譲マンション「プレミスト茨木双葉町」(4月販売開始予定)に採用。同マンションには、凸版印刷が開発した、SIAA認証の銀系抗ウイルス・抗菌剤を含んだ特殊コーティングを施した床材や建具が各戸に使用されている。同社によると、特定ウイルスや大腸菌などを24時間で99.9%以上減少させる効果があるという。
共用部には、テレワークや子どもの勉強スペースとして利用できるよう、Wi-Fiを利用可能な個室ブースを6カ所設置するなど、ニューノーマル時代の新しい生活様式に対応できる分譲マンションとなっている。立地は、阪急京都線「茨木市駅」から徒歩5分と利便性が高く、今後も商業施設などの再開発で居住性の向上が見込まれている。
新型コロナの影響で、身の回りや住まいにおける衛生意識が高まっていることから、同社では「抗ウイルス・抗菌マンション」の全国展開を開始。抗ウイルス・抗菌加工を施した建材や、非接触キー、人感センサー付きスイッチなどの感染リスクを低減するアイテムを導入したマンションの開発を進めるとしている。
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