リソルグループ(東京都新宿区)で新規事業を手掛けるリソル総合研究所は、同グループが運営する体験型リゾート施設「Sport & Do Resort リソルの森」(リソルの森、千葉県長柄町)の敷地内において展開する、千葉大学と連携して行うCCRC事業「ウェルネスリタイアメントコミュニティ」構想の住戸設計概要を公式ホームページ上にて発表した。
住戸計画地は、標高約106メートルの高台に位置したリソルの森の中心部。住戸は、ニューノーマルの時代に合った戸建てのヴィラタイプで、2LDKタイプ(住戸面積72m2)と1LDKタイプ(同54m2)の2種類を計画。共用の屋外スペースである「木漏れ日のコモン」を囲い込むように配置されるという。
住戸設計には、地域の気候や自然の光、風を取り入れることで快適な省エネ住宅を実現するパッシブデザインを採用。将来的な介護対応を見据えた平面計画で、千葉県長柄町の地域特性を生かしつつ、化学物質発散量を抑えた仕様(ケミレス)や、住戸内気温の一定化にも対応するという。
同事業は、国が推進している「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」構想に、千葉大学の“知的財産と機能”、長柄町による“地域社会との協働”、およびリソルの森が有する“緑豊かな自然環境や本格的なスポーツ・レクリエーション施設”を加えた、「大学連携型CCRC」を目指すプロジェクト。リタイア後の新しい暮らし方として、健康寿命伸長や多世代交流による生涯学習などを提案する。
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