国土交通省と厚生労働省は12月25日、建設業の人材確保・育成への多角的な取り組みに向けた2021年度予算案の概要を取りまとめて発表した。
「人材確保」への取り組みでは、建設業への入職や定着を促すため、「誰もが安心して働き続けられる環境整備(社会保険加入の徹底・定着等)」(3000万円)や「建設事業主等に対する助成金による支援」(60.9億円)など、魅力の向上やきめ細かな取り組みを実施する。
「人材育成」では、若年技能者等の育成等の環境整備に向け、「地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保」(1100万円)、「建設キャリアアップシステムの普及・活用」(9600万円)、「中小建設事業主等への支援(建設労働者育成支援事業等)」(5.7億円)などに取り組む。
「魅力ある職場づくり」では、「建設産業の働き方改革の実現」(1億4300万円)、「デジタル・ガバメントの推進」(3億8100万円)、「働き方改革推進支援助成金による支援」(65.4億円)、「働き方改革推進支援センターによる支援」(66.8億円)など、技能者の処遇を改善し、安心して働けるための環境整備を推進する。
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