国土交通省は12月25日、「令和元年 全国屋上・壁面緑化施工実績調査」の結果を発表した。それによると2019年の施工実績は、屋上緑化が約19.7ha、壁面緑化は約7.5haであることがわかった。屋上緑化の単年あたりの施工面積は、2019年は前年と比べて約3.2ha増加、壁面緑化の単年あたりの施工面積も約2.5ha増加した。
屋上緑化については、「工場・倉庫・車庫」の割合が近年増加しており、2019年は過去最高の施工割合となった。また、壁面緑化は、ホテル等の宿泊施設を含む「その他サービス・娯楽施設」の施工面積と割合が過去最高となり、近年のインバウンド需要を見越した外壁やエントランスの壁面緑化事例の増加が見られた。
2019年の屋上緑化の施工面積は、「新しい生活様式」において、ソーシャルディスタンスとして人との距離を2メートル取る場合で、約5万6936人分に相当するという。
調査を開始した2000年から20年間の合計では、屋上緑化は約537ha、壁面緑化は約103haが創出された(2018年および2019年のデータは暫定値であり、今後数値が変わる可能性あり)。
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