国土交通省は12月25日、2020年一級建築士試験「設計製図の試験」の合格者を決定した。受験者1万1035人のうち、合格者は3796人、合格率は34.4%だった。また、「学科の試験」からの総合受験者数(3万5783人)に対する合格率は10.6%だった。
今回の建築士試験では、建築士法の改正に伴い、実務経験が受験資格要件から免許登録要件に変更されたことから、若年層を中心に受験者・合格者が増加。合格者の平均年齢は前年の31.8才から30.3才に低下した。従来制度で受験可能だった合格者の平均年齢は31.4才、新制度で受験可能となった合格者の平均年齢は25.0才だった。