ヒノキヤグループ(東京都千代田区)はこのほど、子会社である桧家住宅(東京都文京区)と桧家住宅東海(静岡県静岡市)で「Atelier(アトリエ)」の販売を開始した。
アトリエは、屋根と2階の天井の間にある小屋裏を居室空間として提供するもの。夏は高温状態になる同スペースを、屋根面をアクアフォームで断熱する屋根断熱と屋根面に設置した遮熱材によって、快適な空間を実現させる。
また、2階建ての場合、屋根裏を3階建てとして建築確認申請することで、「面積は直下階のスペースの2分の1まで」「居室としての使用は不可」といった制約を受けることなく利用が可能。天井高を上げたり、キッチンを設置したり、寝室や子ども部屋といった居室として使うことができる。総3階建ての家を建てるより建築・設計コストを抑えられるため、経済性にも優れているのが特徴となっている。
都心部の庭として多くの顧客に採用されている屋上庭園「青空リビング」とアトリエを組み合わせた場合、屋上に出入りするための階段、ペントハウスを設置する必要がないため、どちらのスペースも広く使うことが可能。直接両スペースを出入りできるため、それぞれの利便性をより高めることができるという。
同社は、同商品によって小屋裏を収納だけではない、新たな発想の空間としてリーズナブルに提供していくとしている。
アトリエを設置展示しているのは、西新井展示場(東京都足立区)、2021年2月オープン予定の浦和展示場(埼玉県さいたま市)、2021年4月オープン予定の市原展示場(千葉県市原市)および西宮展示場(兵庫県西宮市)。
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