アットホーム(東京都大田区)はこのほど、2021年3月頃までに賃貸物件への引越し、もしくは物件の購入・引越しを検討しており、現在住まい探しをしていると回答した18~50歳の男女を対象に、今後希望する住まいの探し方や不動産会社に求めることなどについて調査を実施し、その結果を発表した。
今後、どのような不動産会社に問い合わせをしたいか聞いたところ、物件購入を希望している人では「取り扱っている物件数が多い」、「スタッフの雰囲気が良い」(ともに48.1%)が同率で1位となり、「物件写真の枚数が多い」(44.2%)、「物件写真がきれいで見やすい」(39.8%)と続いた。そのほか「新型コロナウイルス対策を明示している、実施している」(26.7%)、「リモート対応可」(20.4%)など、2020年ならではの項目も一定数の回答を集めた。特に「新型コロナウイルス対策」「リモート対応可」ともに賃貸よりも割合が多く、感染対策を気にする人が多いことがわかった。不動産会社のスタッフと時間をかけて相談することが多いためと推測される。
今後行いたい内見方法としては、物件購入を希望している人では「不動産会社の店舗で待ち合わせして車で訪問」(64.1%)、「現地で待ち合わせして訪問」(43.2%)がトップ2となった。次いで「自宅でスマートフォンなどからオンラインで内見」(32.5%)、「自宅でスマートフォンなどからVRや360°画像で疑似内見」(30.6%)と、オンライン内見を希望する人が3割前後いることがわかった。希望する申し込み手続き方法のトップは「自宅でスマートフォン・パソコンなどを利用してWebフォームに入力・送信」(33.0%)だった。
「重要事項説明をオンラインで行いたい」と回答した人は、賃貸・購入ともに約30%。一方、「契約をオンラインで行いたい」と回答した人は、物件購入を検討している人では32.0%、賃貸物件を検討している人では25.2%だった。重要事項説明・契約をオンラインで行いたい理由としては「新型コロナの感染対策」の他に、「オンラインの方が気軽に色々聞けそう」「録画でき冷静に判断ができると思う」など、オンラインならではの理由も見られた。
調査期間は9月30日~10月1日。調査人数は412人。
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