国土交通省は12月23日、2020年の土砂災害発生件数の速報値を公表した。土石流等、地すべり、がけ崩れの合計発生件数は1316件で平均の約1.2倍となった。そのうち、地すべりの発生件数は116件で、直近10年(2010年〜2019年)の平均発生件数109件を上回った。
「令和2年7月豪雨」は、37府県で961件の土砂災害をもたらし、過去最大クラスの広域災害となった。土砂災害の発生が確認された都道府県数は、記録に残る主な自然災害の中で最も多く、発生件数も3番目の多さとなった。最も被害が大きかった熊本県では、集計開始以降最多の発生件数227件を記録した。
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