クボデラ(東京都中野区)はこのほど、イケダコーポレーション(大阪市)が輸入販売するドイツの木繊維断熱材「STEICO(シュタイコ)」の国内代理店となり、本格的な在庫販売を開始したと発表した。
室内用の内装用充填断熱材「シュタイコフレックス038」から在庫販売を開始し、顧客のニーズに合わせた邸別配送、最適寸法への幅決めカットにも対応する。今後は、外断熱工法向け木繊維断熱材および吹き付けタイプも取り扱う予定。
同製品は、熱伝導率0.038W/(m・K)、熱容量2100J(kg・K)と、夏の暑さにも効果的な断熱性を有しており、大通りに面した住宅でも騒音を35dBまで遮ることが可能。汎用性の高いサイズにカットされているため、間柱や垂木間に軽く押し込むだけで施工することができる。防蟻処理にはホウ酸を使用している。
サイズは、長さ1220mm×厚さ100mm×幅390mmまたは430mm。1ケース3本入りで、430mm幅では1枚0.52m2。
同社は、断熱には冬の寒さだけでなく、夏の暑さを防ぐ性能も大切だという考えから同製品を選択。シュタイコは熱容量が大きく熱伝導率が低いため、真夏の外気温が室内に伝わりにくく、快適で涼しい室内環境を実現する。これまで冬の寒さ対策が重要視されてきた断熱材が、夏の暑さに対する断熱性能も併せ持つことで、エネルギー消費を最小限に抑えることができるという。
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