国土交通省は12月18日、2020年度「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」第2回公募において、応募17件の中から16件を採択し、「省CO2先導プロジェクト2020」を決定した。
同事業は、省エネ・省CO2に係る先導的な技術を導入した住宅・建築物のリーディングプロジェクトについて、建築工事費等の一部を国が支援するもの。一般部門は応募6件の中から5件、LCCM住宅部門は応募11件の中から11件をそれぞれ採択した。
一般部門で採択された、優良工務店の会(QBC)の「地域工務店ネットワークを活かした高齢世帯等の健康・快適・安全性の追求を目指す新しい省CO2改修プロジェクト」は、地方の古い木造戸建て住宅に対して、区画断熱改修(部分的な断熱改修)、住宅設備の更新、バリアフリー等の内装改修を組み合わせた改修を行うもの。区画断熱改修の効果検証を行い、高齢世帯等の健康・快適性の向上と省CO2の実現を図る改修手法の普及を目指す。
そのほか、同省は2021年2⽉25⽇に「第26回省CO2シンポジウム」を開催し、2019年度(第2回)と2020年度(第1回、第2回)の公募で採択されたプロジェクトや、過年度採択事例の追跡調査概要、建築⾏政の最新動向を紹介する予定。
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