大東建託(東京都港区)はこのほど、全国47都道府県居住の20歳以上の男女18万7823人を対象に居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット コンシャスな街ランキング2020<全国版>」として発表した。
「コンシャスな街」とは、普通に暮らすなかで感じる街の住み心地ではなく、同社が定義した「仕事と生活を柔軟に統合した“ワークライフインテグレーション”を志向する人々にとっての、多様な人々がいて刺激的な街、出会いとチャンスがある街」のこと。
ランキングは、文化施設や娯楽施設、飲食店の充実度、地元出身でない人のなじみやすさ、外国人の多さなど街の多様性、新しいことへの住民の柔軟性など14問について、そこに住んでいる人からの回答を「そう思う=2点」~「そうは思わない=-2点」として平均値を集計して作成。偏差値形式で順位付けをしたもの。
コンシャスな街・自治体ランキングでは、「沖縄県中頭郡北谷町(なかがみぐん ちゃたんちょう)」が1位を獲得。2位「東京都港区」、3位「大阪市北区」と続き、トップ10のうち5自治体が、東京都という結果になった。そのほかには、大阪府、兵庫県、福岡県、神奈川県の自治体もランクインした。
全国版と同時に発表した首都圏1都3県版では、「東京都港区」が1位となり、2位「東京都中央区」、3位「東京都渋谷区」と続いた。関西版では1位「大阪市北区」、2位「兵庫県神戸市中央区」、3位「大阪市中央区」となり、その他地域版では1位「沖縄県中頭郡北谷町」、2位「福岡市中央区」、3位「愛知県長久手市」となった。
コンシャスな街・駅ランキングでは、「麻布十番(東京都)」が1位となった。2位「表参道(東京都)」、3位「神泉(東京都)」と続き、トップ10のうち7駅が東京都という結果になった。東京都以外からは6位に「烏丸(京都市)」、9位に「薬院大通(福岡市)」、10位に「南森町(大阪市)」がランクインした。
首都圏1都3県版については、全国版と同様1位「麻布十番(東京都)」、2位「表参道(東京都)」、3位「神泉(東京都)」となった。関西版では1位「烏丸(京都市)」、2位「南森町(大阪府)」、3位「中崎町(大阪府)」となり、その他地域版では1位「薬院大通(福岡県)」、2位「天神(福岡県)」、3位「勾当台公園(宮城県)」となった。
調査期間は3月17日~4月3日。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。