浴槽・浴室ブランドメーカーのアステック(横浜市)はこのほど、建築家の隈研吾氏とコラボレーションしたユニットバス「WABURO KUMA(ワブロクマ)」の受注を開始した。
同製品は「拡がるユニットバス空間」をコンセプトに、洗面室と浴室をユニット工法でシームレスにつなぎ、ゆとり空間を演出。素材も吟味し、天然木(ヒノキ)と天然石(バルスストーン)のツートーンで構成したシンプルで飽きのこない空間デザインとした。基準外形寸法は、W1680×D4120×H2263(2653)mm。
隈氏のコメントは次の通り。
「一日の終わりのご褒美になるようなお風呂をつくりたいと思った。色々な住環境に対応出来るようにユニットバスのシステムを利用し、肌に触れる部分には自然石と天然ヒノキを使うことにした。浴槽と洗い場が分かれている日本のバススタイルは海外の浴槽だけのそれと比べてともすれば面積効率が悪いように思えるが、僕はそこに日本人特有の風呂文化を愛する気持ちが垣間見える気がする。小さな住空間の中であっても豊かさを得られる場所としてこのお風呂をデザインした」
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