インテック(富山市)はこのほど、同社が提供する家電管理アプリ「家電手帳」ユーザーの統計データをもとに「ホームオートメーションに向けた宅内のスマート家電の保有状況」を調査し、その結果を発表した。「家電手帳」に登録された機器を対象に調査を実施し、対象データ数は3万1746件。
はじめにスマート家電の保有状況を調べたところ、20種類以上のスマート家電が挙げられた。そのうち、「テレビ」、「ストリーミングデバイス(Fire TV Stick、Chromecast、Apple TVなど)」、「BD/DVDレコーダー」が保有率トップ3となった。
家庭での保有割合が最も高かった「テレビ」と、ホームオートメーションの実現例で取り上げられることがある「エアコン」について調査をしたところ、「家電手帳」に登録されたテレビのうち56%がWi-Fiに接続され、「スマートテレビ」として利用されていることがわかった。一方で、Wi-Fiが接続され「スマートエアコン」として利用されているエアコンの割合は20%にとどまった。
「家電手帳」は、保有する家電をまとめて管理できるスマホアプリ。リモコン機能でネットワークに接続した4分野の家電(テレビ・エアコン・照明・扇風機)を操作できる。また、家族間などで情報を共有できるほか、取扱説明書の閲覧やリコール情報の通知機能も搭載している。調査日は11月30日。
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