家族の絆を育み、記憶を紡いでいくような住宅を届けたい―。
新潟県内の工務店や設計事務所、家具店など5社が「記憶の家と庭」プロジェクトを立ち上げ、そんな思いを注ぎ込んだ企画住宅「記憶の家」を年明けの1月から本格展開する。
自然と家族のコミュニケーションを活発にする間取りや手仕事でつくられたインテリア・家具・生活用品まで織り込んだプラン、畑仕事も楽しめる庭の提案などが特徴だ。
現在、1月中のオープンを目指して同県燕市で進めるモデルハウスの新築工事が大詰めを迎えている。
完成後は、プロジェクト参加メンバーが協業して、プロモーションや営業活動を行っていく。
2022年の春をめどに、全国の工務店とパートナーシップを結びながら、同住宅を広く提供していく事業展開も視野に入れている。
家具など120万円分を含めて販売
全国の工務店との協業による展開も計画
新潟県燕市に新築中の企画住宅「記憶の家」のモデルハウスは、施工を手掛ける工務店・オシア(同市、笹口智也社長)の所有で、完成後も同社がモデルとして活用しながら主体的に販売する。同社は「家蔵-iekura-」のブランド名で自然素材を用いた家づくりを行っている。モデルハウスの設計は、「記憶の家と庭」プロジェクトのメンバーの1人でもある田中洋人建築設計室(新潟市)代表の田中洋人さんが手掛けた。
同プロジェクトは、この2社に工務店のブランディングなどを手掛けるBRIDGE(同市)の小林あかねさん、職人の手仕事による家具や絨毯(じゅうたん)の企画・製造販売の三方舎(同市)の今井正人さん、デザイン事務所・finchdesign(フィンチデザイン、同市)代表の石丸英宜さんを加えた5社で進める。小林さんと今井さんは以前から「くらしの羅針盤」というユニットを組み、今回のプロジェクトのほかにも工務店との協業による事業を行っているという。・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 12月20日号』に掲載しています
【新建ハウジング12月20日号 その他の記事】
<4・5面> 連載/nano工務店の経営術「 家守りからまち守りに」
<9面> 連載/法律教室 「その電子契約、ちょっと待った!」
<11面> 連載/ブランディング講座「 2021年に取り組みたいこと」
<16面> NEWS/外観デザイン類似で意匠権侵害の判断
新建ハウジングとは
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。