ヒューマンタッチ(東京都新宿区)が運営するヒューマンタッチ総研は、建設業に特化した最新の人材市場に関する公的データをまとめた 「ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020年12月」を発表した。
今月のトピックでは、データが公表されている2020年1月〜10月の建設技術者(建築・土木・測量技術者)の需給動向についてまとめた。
建設技術者の有効求人倍率は、2月以降9カ月連続で前年同月を下回り、需給は徐々に緩和されている。1月の有効求人倍率は6.86倍で前年同月をわずかに上回ったが、2月には前年同月を0.13ポイント下回って6.65倍に。その後、新型コロナウイルス感染症が一気に拡大し、4月7日の緊急事態宣言の発出もあり低下傾向が続き、9月には前年同月を1.19ポイント下回る5.70倍となった。
そのほか、建設業界の最新雇用関連データ(12月1日総務省公表)によると、建設業の就業者数は500万人(前年同月比101.2%)、雇用者数は408万人(同100.2%)で、ともに増加した。公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は7万5888人(同98.4%)と減少に転じた。建設技術職の雇用動向では、建設技術者数が33万人(同106.5%)となり、前年同月比で5カ月連続の増加となった。
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