ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)が本部となって全国展開する地盤改良工法「HySPEED(ハイスピード)工法」が、2011年3月~12月の10カ月間の施工棟数が前年同期比約1.5倍に増え、5000棟を超えた。
同工法は地盤をドリルで掘削し砕石を投入、30センチ厚ごとに締め固め強固な地盤をつくるもの。07年4月に普及を開始、現在は170社のネットワークに成長した(11年12月末時点)。地盤補強だけでなく、地上に水分が飛び出す前に砕石の間に水が浸透し、一時的に水を溜める機能を果たすことで噴砂を防ぎ、液状化対策となるのが特徴という。
昨年の3月から施工棟数が増えた要因について同社では、「東日本大震災以降、消費者が住宅選びの際、土地の地盤の固さや液状化が起きる可能性など地盤の安全性を重視する傾向が強まったことを顕著に示している」と分析する。
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