積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは12月14日、買取再販の新ブランド「Beハイム」を立ち上げ、首都圏・中部・近畿の3エリアのセキスイハイムグループで買取再販事業を本格展開すると発表した。
同グループの不動産部門では、これまでもセキスイハイムのストック住宅の買取再販を行ってきたが、今回のBeハイムはESG経営の一環として、社会の要請と中古住宅需要の高まりに応え、住宅のサステナビリティと循環型事業の拡大をめざす。
Beハイムでは、セキスイハイム入居者に買い取り査定を行い、メンテナンスやリフォームを経て付加価値を持たせて住宅として販売するまでの一連のプロセスを、同グループ内で完結する。再販までのグループ連携を強化することで、一般的な中古流通住宅の課題である「住まいの履歴や管理状況がわからないことによる品質への不安」の解消を狙う。
買い取りにおいては、スムストック査定方式で建て物の価値を適正に評価。再販では、独自のサポートシステムの履歴をもとに、対象住宅の診断・補修内容を提示することで住まいの品質を見える化し、安心な購入検討をサポートする。また、買い取った住宅に対して実施したメンテナンス工事や追加で選択できるオプション工事も項目ごとに明示する。
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