※新建ハウジング紙面から
松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。
今回は、前回提起した耐久性に関する問題の中から屋根外側表面の腐食問題について解説していただきます。
前回は耐久性に関する4つの大問題を提起しました。今回はその中でも屋根の問題について深堀りしてみたいと思います。
外側表面の腐食問題です。屋根が腐食しても屋根は合板を使う会社が大半です。そして屋根の内側の通気には気を使っている会社がそれなりにあります。しかしながら、屋根の外側はゴムアスファルト系ルーフィングをベタッと貼っているだけの会社がほぼ100%だと思います。昔のようにバラ板であれば隙間から湿気は逃げました。また1枚板の場合、年輪方向に水分は移動することができました。しかし、合板では水分が接着層を越えることが難しくなります。よって今のように合板で屋根下地を構成する場合、合板上面は水分の逃げ場がない状況です。実際に10年ほどで大半の住宅の合板の外側は腐食が始まっています。
しかも・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 12月10日号』に掲載しています
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