ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は、IoTや次世代VRなど新技術を活用し、新しい住宅購入を促進する新会社Casa robotics(カーザロボティクス、群馬県高崎市)を11月に設立した。
新会社では、非接触型営業やVRでの内覧、インターネットやアプリなど新たな技術を活用した接客とマーケティングに注力。技術活用による店舗の運営コスト低減、高品質・低価格な注文住宅の提供に加え、IoTやスマートロック・スマートシーリングライトなどの導入による快適な生活環境の提供を目指す。
まずは8月から販売を開始している、17坪590万円(税別)からの「規格型ひら家注文住宅IKI(イキ)」を主力商品とし、「ファミリー向け」「4LDK」「2階建て」にこだわらない多様化するニーズに対応する住宅として提供していく。
今後は、顧客に対し住宅プランの提案や困りごと解決に役立つ情報を提供する「アプリで建てる注文住宅」サービスや、無人モデルハウスの内覧や遠隔でコミュニケーションがとれる「非接触型内覧」システム、モデルハウスや建築実例をセルフ内覧できる「次世代VR」などを開発、提供予定。
同社は、2017年に「不動産×IT」を指針に制定し、生産性や労働環境、顧客体験において、ITを駆使したサービスを開発、提供してきた。2019年には「IT成長戦略ReTech5本の矢」のもと、ビジネスフローの強化やグループ会社などへのIT施策を展開。同年12月には、群馬県高崎市の展示場に非接触型内覧システムとチャットボット商談を導入した。
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