アットホーム(東京都大田区)は、過去2年以内に自己居住用の住宅を購入した全国の21~49歳の人を対象に、購入した住宅の基本情報や選んだ理由、こだわったポイントなどについての調査を実施した。
購入した住宅の平均購入価格は、新築一戸建てが3699万円、中古一戸建てが2494万円だった。予算の平均金額は、新築一戸建てが3493万円、中古一戸建てが2736万円と、新築一戸建てでは予算よりも購入価格が上回った。また、新築一戸建て購入者の頭金の平均金額は647万円、世帯年収の平均は685万円、ローン返済額の月額平均は8万円。中古一戸建て購入者の頭金の平均金額は477万円、世帯年収の平均は599万円、ローン返済額の月額平均は5万9700円となった。
最初から最後まで変わらずに重視した仕様・設備を聞いたところ、新築一戸建てでは「シューズインクローゼット・大きい靴箱」(29.2%)との回答が最多。次いで「トイレ2カ所」(25.3%)、「ウォークインクローゼット」(23.6%)となった。中古一戸建てでは「追い焚き機能付バス」(18.6%)が最も多く、「温水洗浄便座」(17.9%)、「トイレ2か所」(17.0%)と続いた。
テレワークをきっかけに住まいの中で実施したことを聞いたところ、仕事関連で最も多かったのは、「プライベート空間と分離できる仕事スペースをつくる」(31.4%)だった。次いで「仕事専用の部屋をつくる」が 23.5%と、まずは仕事スペースを確保している様子が伺える結果となった。今後実施したいこととしては、「仕事用のデスクや椅子を購入・設置する」(20.4%)が最も多かった。プライベート関連で実施したことのトップは「子どもが遊ぶ・勉強するためのスペースをつくる」(10.9%)。次いで「庭やベランダ・バルコニーなど屋外スペースを充実させる」(10.2%)となった。今後実施したいことで最も多かったのは「庭やベランダ・バルコニーなど屋外スペースを充実させる」(14.7%)。次いで「キッチンの設備を充実させる」(11.0%)となった。
回答者数は男女1200人。調査期間は7月16日、17日。
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