「無印良品の家」を展開するMUJI HOUSE(東京都豊島区)は、このほどオープンした関東最大規模となる無印良品店舗「無印良品 東京有明」内に東京有明家センターを開設し、平屋住宅「陽の家」およびフルリノベーションサービス「INFILL 0(インフィル・ゼロ)」の実物大モデルハウスを公開する。同社が展開する戸建て、リノベーション事業のモデルハウスが同時に見学できる全国初の拠点となる。
陽の家は、無印良品の家としては初の平屋専用商品。庭とつながる全開口サッシや、木質感を大切にしたインテリア・エクステリアデザインを採用している。外張り断熱と充填断熱のダブル断熱によるUA値0.40W/m2Kを標準仕様とし、2020年度グッドデザイン賞ベスト100にも選出されるなど、断熱性とデザイン性を両立させている。延べ床面積は73.70m2(22.29坪)、販売価格は税込1777万円。
インフィル・ゼロは、リノベーション後を具体的にイメージできるよう、店頭では同社初となるマンションの一室を想定した原寸大のモデルルームを設置。必要なものだけを残して暮らしの「0(原点)」をつくり住まいを編集する、マンションフルリノベーションの相談にも対応する。延床面積は66.10m2(20坪)。
同社は本センターを、住まいの形態から検討中の初期段階の顧客に対し、戸建て・リノベーション両方のモデルハウス見学を通じてワンストップで対応できる拠点として位置付ける。新型コロナウイルスの感染拡大により、住まいの価値観が大きく変化する中で、東京の高層マンション群が立ち並ぶエリアにあえて「地面に一番近い平屋のモデルハウス」を建設することで、需要が高まる平屋ならではの庭(外)とつながる暮らしを訴求する。また今後広がりを見せるであろう二拠点居住や、地方移住へのニーズ、関東近郊でのセカンドハウス建築にも対応していくとする。
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