YKK AP(東京都千代田区)は、玄関引戸リフォーム商品「ドアリモ 玄関引戸」の仕様を見直し、12月7日から発売する。施工性を向上させるとともに、新たなデザインを加えた全30種を展開する。
同製品では、枠の形状を中空形状にすることで、従来の枠より剛性を約1割向上させた。これにより枠の吊り込みや建て付け調整が容易となり、スペーサーの挿入性も向上。スムーズな施工を実現した。ネジの仕様も見直し、既設枠への新設枠の固定にはスプーンネジを標準採用。既設枠への下穴加工が不要となったほか、従来取り付けができなかった既設木製枠の引戸も対応可能となった。引戸の下枠には下枠ステンレスカバーを標準装備し、意匠性と清掃性を向上させた。
引戸のデザインは、「現代和風」12デザイン、「洋風ベーシック」6デザイン、「伝統和風」12デザインの計30デザインをラインアップ。現代和風に新デザイン2種を追加した。また、伝統和風には「4枚建」を新たに設定。既設の間口9尺・12尺に対応可能とした。さらに、2枚建の全てのデザインでランマ付が選択可能とするなど、暮らしや好みに合わせて玄関引戸が選べるよう、デザイン追加とラインアップの拡充を行った。
参考価格は、現代和風・ランマ無枠・2枚建のC16デザイン(木目柄、複層ガラス仕様)で税別41万2000円。組み立て費・現場搬入費・取り付け費は含まれない。
同社は、リフォーム期を迎える築30年以上の住宅で玄関引戸の交換需要が高まっていることから、2010年に「リフォーム用玄関引戸」を発売。2019年度には、年間の出荷量が2010年度比の約10倍まで伸びたという。
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