リクルート住まいカンパニー(東京都港区)はこのほど、「コロナ禍を受けた住宅購入・建築検討者調査」を実施し、その結果を発表した。
コロナ拡大による住まい探しへの影響を聞いたところ、首都圏・関西・東海に共通して、5月調査時と比較し「抑制された」と回答した人は減少した。また、首都圏では「促進された」人が33%と、5月調査と比較し11ポイント増加した。
コロナ拡大による住宅に求める条件の変化としては、首都圏では「仕事専用スペースがほしくなった」(28%)が5月調査に引き続き最多。次いで「通信環境の良い家に住みたくなった」(27%)、「換気性能に優れた住宅に住みたくなった」(24%)、「日当たりのよい住宅がほしくなった」(23%)、「省エネ性(冷暖房効率に優れた)住宅に住みたくなった」(23%)となった。
一戸建て・集合住宅(マンション)意向としては、首都圏では「一戸建て」派が61%(5月時調査比2ポイント減)、「マンション」派が25%(同3ポイント増)となった。5月調査にて「一戸建て」派が大幅に伸びたが、今回はわずかに減少となり、「マンション」派が微増した。全国的には、コロナ禍前の昨年12月調査時と比較すると、札幌を除く全地域で「一戸建て」派が増加し、「マンション」派との差が大きくなった。
調査期間は8月24日~9月11日。調査対象は、緊急事態宣言解除後(5月下旬)以降に住宅の購入・建築、リフォームについて検討した人(有効回答数:1906、集計対象:975)。
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