建設工法とシステム開発を手掛けるピトン(東京都港区、小村健太郎社長)は、L形の断面形状をもつ住宅用基礎の新工法「eL基礎(エルギソ)工法」を開発し、このほど施工現場を公開した。
同社では今後、特許出願中のEPSを使った省施工型枠とシステム鉄筋などの資材供給のほか、専用のクラウドシステム「eLラボ」を使って、基礎伏せ図作成などの設計支援や、地盤会社・プレカット会社・基礎工事会社などが情報を共有することによる「上棟前工程の最適化」を行う。
基礎を中心にした地盤と上部構造の工夫で、耐震等級を上げても全体コストを下げる設計の助言をしながら、eL基礎で工期短縮をする取り組みを進めていくという。
住宅基礎の形式には「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類がある。1990年代は布基礎が主流だったが、近年では基礎の不同沈下の危険性、床下の防湿・防蟻効果、残土処理の容易性などから新築住宅の90%以上がベタ基礎を採用するのが現状だ。
だが・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 11月20日号』に掲載しています
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