シューコー・ジャパン(東京都港区)は11月18日、住宅・ビルにおける優れた断熱性能への需要の高まりに対応するため、アルミ製の高断熱ドライ工法カーテンウォールシステム 「FWS50シリーズ」「FWS60シリーズ」の日本での本格販売を開始したと発表した。
同システムは、アルミ製窓の中間部に樹脂を一体化し、高い断熱性とともに、アルミ本来の特性である優れた耐候性・耐久性を兼ね備えた高断熱ファサード。熱損失の大幅低減に寄与し、次世代省エネ基準地域区分1にも対応する。内部は、独特の構造によって優れた防露性能を備え、四季を通して高断熱で快適な住空間を提供する。
同システムのうち、高断熱の「FWS 50.SI」と「FWS 60.SI」はパッシブハウス認定を受けており、日本政府が掲げる第5次エネルギー基本計画において建物のエネルギー効率改善への貢献が期待できる。断熱性能を示すUf値は、「FWS 50.SI」が0.70W/(m2K)、「FWS 60.SI」が0.67W/(m2K)。 さらに、Cradle to Cradleのシルバーレベル認証を受けた完全循環型デザインとなっている。
また、樹脂よりも堅硬な素材であるアルミを採用することで、これまで耐重の観点から断熱建材の使用が困難だった非居住用建物での使用にも対応する。内外アルミ形材であるため、多様な表面処理塗装ができ、内外で異なる色を配色するなどインテリアや好みに合わせた色を選択できる。
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