GLAM’PLAN(グランプラン)は、デザイン性に優れ自然素材を用いた高性能な住宅は当たり前の前提条件とし、そのうえで「暮らすことが最大限、楽しくなる家づくり」を追求する。創業から4年、社員4人の少人数体制で、ほとんど宣伝広告費をかけていないにもかかわらず、年間新築20棟超を受注し“行列状態”が続く。「家にいる時間を楽しみたい」というコロナ禍で高まる生活者ニーズは、さらに追い風となりそうだ。同社はコロナ以前から、庭を「暮らしを楽しくする」ための重要なポイントに位置付けてきた。社長の坪井誠さんの自邸をモデルに、同社の庭活用事例を紹介する。
“チェロキー”のような家に
坪井さんが、「暮らすことが楽しくなる家づくり」を目指す原点には“車”がある。
数年前に自分の古いジープ・チェロキーにスタッフを乗せてドライブ旅行に出掛けたところ、若いスタッフたちから「運転させてほしい」という声が相次ぎ、坪井さんは「結局、帰りはほとんど自分で運転せずに済んだほどだった」という。
ところが、そのあとに購入したトヨタ・プリウスでドライブをしたときのスタッフの反応は全く違った。
「運転してみたい」という声は一切出ることなく、振動や音の小さな車内で「みんな、すやすや眠っていた」。
この対照的な反応に坪井さんは衝撃を受けた。
「どちらも移動手段であることには変わりはないし、プリウスは静かで燃費もよく素晴らしい車。でも、僕はせっかく家をつくるなら、面白そうだから運転してみたいと乗っている人が感じるチェロキーのような、暮らす人が“楽しみたい”と自然に動き出すような家をつくろうと決めたんです」と話す。
「バーベキュー動線」の提案を
コロナ禍のなかで、「庭を活用しよう、楽しもう」というブームが広がりを見せるが、ただ、ウッドデッキをつくって、バーベキューセットを用意すればいいともとれる傾向に坪井さんは苦言を呈す。
「例えば・・・
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