工務店経営支援ネットワークのフォーセンス(東京都千代田区、飯嶌政治社長)は11月5日、宮崎県宮崎市で第18回目を数える「フォーセンスフォーラム」を開催。約120人が参加した。
例年は2日間のところを今回は1日間のスケジュールとし、新型コロナ対策を徹底しながら現場視察と役員2人による講演を実施。
役員工務店であるチトセホーム(宮崎県日向市)が2017年から開発に着手する戸建て分譲プロジェクト「サザンテラス加納」(宮崎市清武町)を参加者に開放し、モデルハウス4棟(すべて長期優良住宅+耐震等級3)、構造現場2棟を3密を避けて視察した。
同分譲地は、チトセホームが土地の入手から全体計画、造成、区割り、建築条件付きの土地販売まで、すべて自社で行っているもの。緑地のボリュームを多めにとり、平屋ゾーンを設けることで空間的・視覚的な抜けをつくるなど、独自の分譲地ノウハウを使って開発を進めている。
全48区画あり、今年6月に土地の販売を始めたところ、すでに半分が契約済み。モデルハウスのグランドオープンは今週11月14・15日を予定する。
同社・西山哲郎社長は、分譲地開発のいきさつ、ねらい、コスト詳細をはじめ、各モデルハウスの設計・施工のポイントを参加者に明かすとともに、さまざまな質問に応じた。
また、「私たちのような工務店でもこのくらいの分譲地開発ができることを知ってほしい」とし、フォーセンス会員が挑戦する際にはアドバイスやノウハウ提供を惜しまないとした。
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