住まいの屋根換気壁通気研究会(理事長:神戸睦史・ハウゼコ社長)は11月11日、外皮の構造や性能の知識を有し、外皮の設計・施工に活用できる実務者を認定する「住宅外皮マイスター資格制度」を創設すると発表した。
高性能化に伴い複雑化する木造住宅の外皮を正しく設計、施工でき、耐久性を高めるのに必要な知識や技術力のレベルを、資格制度を通じて提示することで、住宅の品質向上に貢献する人材を育成していく。
第1回資格試験は2021年11月を予定。それに先立ち、同年9月には講習会を実施する。講習会、試験の日程や会場、受験費などは、同年6月をめどに決定、公表する予定だ。
受験にあたっては、木造住宅の外皮の設計、工事、資材製造供給、検査、研究などの実務経験が通算5年以上あることが条件。取得した資格の有効期限は4年間で、講習を受けることで更新できる。
試験問題は、同研究会内に問題作成ワーキンググループを設置して作成する。主査は国土交通省国土技術政策総合研究所の宮村雅史さん。委員として、日本建築材料協会、日本防水材料協会、千葉県建築士会、日本ホームインスペクターズ協会、全国サイディング事業協同組合連合会、全国陶器瓦工業組合連合会、日本透湿防水シート協会、関西シーリング工事業共同組合、住宅瑕疵担保責任保険法人(日本住宅保証検査機構、住宅保証機構、住宅あんしん保証)が参加する。
試験では、建築材料や各部の構造、法規、断熱および防露など・・・
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