国土交通省が1月31日に発表した2011年12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比7.3%減の6万9069戸で、4カ月連続で前年を下回った。季節調整後の年率換算値は78.3万戸で、3カ月ぶりに前月を下回った。
利用関係別でみると、持家は2万4496戸で、前年同月比8.8%減。4カ月連続の減少。分譲住宅のうち一戸建ては同0.8%増の1万0261戸と増加したが、マンションは同5.6%減の9182戸と、3カ月ぶりに減少に転じた。
地域別では、九州と沖縄以外はすべて前年同月比でマイナス。特に、関東、北陸、中部は前年同月比10%超のマイナスとなった。
被災地では、宮城県が再建需要で持家を中心に増加しており、前年同月比19.3%増と大幅な増加となったのに対し、福島県、岩手県はマイナスだった。
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