永大産業(大阪市)は11月11日、2021年3月期第2四半期連結業績(累計)を発表した。売上高は前年同期比4.3%減の264億8400万円、営業損失は6億3000万円、経常損失は5億4200万円、純損失は1億9200万円だった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により経済活動が制約される中、同社グループは住宅分野でのシェアアップと新設住宅着工戸数に依存しない事業構造への転換、BCPを踏まえた生産拠点の複数化、物流及び情報システムの改革に取り組んだ。また、ノーリツの連結子会社であるアールビーの一部事業を譲受し、事業運営を担う関東住設産業の操業を開始するなど、住設分野の強化を図った。
収支面では、2021年3月操業開始予定のENボードの設立に伴い、山口・平生事業所内のパーティクルボード工場を昨年9月末で閉鎖した影響に加え、新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言発出を受けたショールームの一時休館や対面での営業活動を控えた影響もあって減収。粗利率の向上、販売費及び一般管理費の圧縮に取り組んだものの、営業、経常、最終の各段階で損失を計上した。
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