永大産業(大阪市)はこのほど、同社の電気式床暖房に関する技術が、公益社団法人発明協会(東京都港区)が主催する「令和2年度地方発明表彰」において「発明奨励賞」を受賞したと発表した。
今回受賞したのは、電気式床暖房の施工後、床への荷重によって生じるパネル内部の溝に組み込まれたコード状ヒータの浮き上がりや戻りを防ぐ独自技術。不具合が発生しないよう溝の幅を広げても、ヒータを速やかに固定できる最適な形状を実現したことで、配線作業を容易かつ迅速化した点が評価された。
「地方発明表彰」は、全国を8つのエリアに分け、優れた発明や意匠について顕彰する発明協会の表彰事業。同社では、この表彰を機にメーカーとしてより一層技術開発に注力し、特許権・意匠権などの権利の確保に取り組んでいくとしている。
住宅関連ではこの他、パナソニック ライフソリューションズ社の軒樋やノーリツの浴槽洗浄ノズルなどが発明奨励賞を受賞している。
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