富士工業(神奈川県相模原市)は、CO2濃度を検知し自動換気する家庭用レンジフード「SER-ECC-751/901」シリーズを12月14日から販売開始する。
新型コロナウイルスの感染リスク低減のためさまざまな場所で3密対策が求められるなか、同社は密状態と因果関係があるCO2濃度に着目。CO2センサーを搭載した家庭用レンジフードを開発した。CO2濃度に合わせて「強」「中」「弱」で自動換気するため、暖房器具の使用などでユーザーが気がつかないうちに濃度が上昇した場合でも快適な環境を維持できるという。
同社は、これまでもレンジフードを利用した換気方法のシミュレーションを発表するなど、空気環境改善に取り組むブランドとして「換気の喚起」を行っている。燃焼式暖房器具によるCO2濃度の推移を調査した試験では、16畳のLDKを想定した室内で一定の間隔でCO2濃度が上昇していくことが確認されている。今回、同商品によって、「レンジフードに調理時以外にも人に寄り添える新たな価値を提供する」としている。
希望小売価格は16万1700円(税込)~。カラーはホワイト、シルバー、ブラック。
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