リンナイ、第2四半期売上高7.1%減　新型コロナ影響

リンナイ（愛知県名古屋市）は11月6日、2021年3月期第2四半期連結決算（累計）を発表した。売上高は前年同期比7.1%減の1489億4500万円、営業利益は同2.1％減の129億5700万円、経常利益は同0.5%増の139億2000万円、純利益は同25.5%増の100億2900万円だった。

新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響から減収となり、原価低減や高付加価値商品の販売増加に努めたものの、売上減少に伴う売上総利益の減少を吸収しきれず、営業段階では減益となった。純利益は、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことで過去最高を記録した。

国内では、ガス衣類乾燥機や食器洗い乾燥機の伸長とともに、新型コロナウイルス感染症による“巣ごもり需要”の増加に伴い、オート調理機能付ガスコンロの販売が好調に推移。ただ、消費増税に伴う駆け込み需要を取り込んだ前年同期は上回れず、売上高802億8500万円（前年同期比6.2％減）、営業利益86億100万円（同4.9％減）となった。

アメリカでは、利便性の高いタンクレスガス給湯器の販売拡大と、新型コロナによる“巣ごもり需要”で給湯器の買換えが好調に推移。北東部での感染症による給湯器販売への影響も限定的となったことから、売上高169億5900万円（同7.6％増）、営業利益8億100万円（同17.5％増）となった。